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脳スキャンでうつ病患者それぞれに適切な治療がわかる!?

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うつ病の適切な治療は脳を見れば分かる?

近い将来、脳スキャンが医師によるうつ病患者への最善の治療法の選択を手助けする日がくるかもしれない。PET検査(放射断層撮影法スキャン)が、薬物療法と認知行動療法のどちらが患者に最適かを明らかにすることができるという研究が発表された。

今回、研究者たちは脳のある部分の細胞の活動が、うつ病患者の治療に対する反応と関連性があることを発見した。その脳の一部分の代謝が他の部分よりも活発であればその患者は認知行動療法よりも抗鬱剤が効果的で、その反対に代謝が良くなければ認知行動療法が効果的だということだ。

今回の研究は神経学者であるヘレン・メイバーグ教授が率いる、アメリカのエモリー大学のチームが行ったものだ。対象となった患者は38人と多くはないが、研究チームはこれからもこのうつ病治療に関する反応の脳スキャンバイオマーカーについて調査を続けていくとのことだ。

課題が残る診断法、将来に期待

現在うつ病と診断する指標には、血液検査なども用いられている。血液検査はPET検査と比べると安価で簡単な方法のため、高価でテクノロジーが必要なPET検査が浸透するにはまだ時間が必要だろう。

PET検査は、効果が得られない治療を何か月も続ける苦痛から患者を救うことができるという大きな価値を持っている。これからもこの研究が進み、うつ病に悩む全ての患者が適切な治療を受けて、効率的に症状が改善できるようになる日が早く来ることを願うばかりである。

▼外部リンク

MIT Technology Review
http://www.technologyreview.com/view/516071/

Toward a Neuroimaging Treatment Selection Biomarker for Major Depressive DisorderTreatment-Specific Biomarker for Major Depression
http://archpsyc.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1696349

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