感染症で病院に通っていると、後にうつ病などの気分障害と診断される可能性が高くなるという驚きの研究が発表された。
具体的には研究者たちは、何らかの感染症で病院に行った後だと、気分障害と診断される割合がおよそ3分の2まで増加するという発見をした。「気分障害」とは、うつ病や双極性障害などの精神疾患のことである。
研究によると、感染症が肉体的には回復しても、精神的苦痛は拡大するというつながりがあるという。言い換えれば、あたかも免疫システムが気分障害の悪化と関わっているように考えられる。

今回の研究はオーフス大学、コペンハーゲン大学、ジョンズ・ホプキンス大学が1977年~2010年までの356万人以上の患者を辿って調査したものだ。患者が肝炎や呼吸器の感染症、尿路感染などあらゆる感染症を患ったことがあるか、そして双極性障害やうつ病などの気分障害を患ったかどうかを調べた。
すると感染症を患った数が多い人ほど、気分障害を患うリスクが増大していた。感染症での5回の入院でリスクが5倍になるという。またこの感染症と気分障害のつながりは、感染症が治ってからも15年も続くとのこと。
感染症を患うと肉体的に完治すれば安心してしまうが、これからはメンタル面でのケアも必要になってくるだろう。
▼外部リンク
Autoimmune Diseases and Severe Infections as Risk Factors for Mood Disorders
A Nationwide Study
http://archpsyc.jamanetwork.com/

