ビタミンDのサプリメントが、2型糖尿病の女性に対して、血圧を下げ、うつを和らげる働きを持っていることがわかった。アメリカ、シカゴにあるLoyola UniversityのSue M. Penckofer氏らの研究による。
現在アメリカでは10人に1人が糖尿病で、2050年には4人に1人にまで増加すると言われている。女性の2型糖尿病は男性よりもより悪い結果をもたらすと言われており、その一因は25%以上の女性が悩まされている「うつ」だと考えられている。
うつになると、患者は正しい食事や運動、薬の摂取などといった病気の管理を損なってしまうという。

今回の研究ではビタミンDが不足している糖尿病患者の女性46人を対象に調査を行った。ビタミンDを推奨食事許容量よりも多く投与したところ、半年後にはビタミンD不足は解消され、心的状態も大いに向上した。
さらに血圧も低下し、体重も調査前は平均約102キロだったのに対し、約101キロへと低下したという。
この研究はまだ試験的なもので、これからさらに180人のビタミンD不足で、うつの兆候がある2型糖尿病患者の女性を調査する予定だ。調査対象の患者たちはビタミンDかプラシーボのどちらかを6か月間服用することになるという。
2型糖尿病の女性へのうつや心臓疾患へのリスク要因に対して、ビタミンDをサプリで補給するというこの治療方法は、確立すれば、安価で効果的、副作用も少なくて簡単という患者にはありがたい治療になるだろう。
▼外部リンク
Vitamin D reduces blood pressure and relieves depression in women with diabetes
http://www.eurekalert.org/

