アルコール依存症は、飲酒によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強くとらわれ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできずに強迫的に飲酒を繰り返す精神疾患である。

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この疾患は、患者自身がアルコールによって自らの心身を破壊してしまうだけでなく、いろいろな事件や事故・問題行動を引き起こし、家族をも疲弊させ崩壊させかねないなど深刻な事態にいたる疾患である。
また、他の薬物依存と同様に、精神的な依存だけでなく、身体的な依存からのリバウンドが繰り返し生じるなどの特徴を持っている。
日本の飲酒人口は6,000万人程度と言われているが、このうちアルコール依存症の患者は230万人程度(WHOの算出方法による)と言われている。
これは飲酒者の26人に1人がアルコール依存症という計算になり、精神疾患の中でも罹患率が高く、本人の性格や意志にかかわらず誰でもかかる可能性がある疾患と言える。
また、体格や女性ホルモンなどの要因から、男性よりも女性の方が少量の飲酒で依存症に陥ってしまうことがわかっている。
この「アルコール依存症」の根本的な治療には、家族全体で取り組むことが不可欠と言われており、問題解決の早道とも言われている。
本人はもちろんのこと、ご家族自身も本来の温かい関係性を取り戻していくためにも、はやい段階から家族で一緒に学習していくことが重要である。
今回、新宿区は、アルコール依存症患者本人はもちろん、家族にたいして「アルコール依存症~家族ができること・すべきこと~」と題した講演会を開催する。
概要は以下のとおりである。
日時:8月2日(金)午後2時~午後4時。
講師:木村武登医師(きむらメンタルクリニック院長)
会場:西新宿保健センター2階講堂(新宿区西新宿7-5-8)
対象:区内在住・在勤・在学の方 先着40名。
アルコール依存で悩んでいる本人、家族、身近に依存症の人、援助者(医療・福祉・教育関係)を対象としている。
申込み:新宿区保健所保健予防課保健相談係(TEL:03-5273-3862)※予約制
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