両親の離婚時に子どもが幼ければ幼いほど、大人になってからの親と子の関係により強い影響を与えることがわかった。
「3歳児神話」や「三つ子の魂百まで」というように、幼児期の育った環境の重要性についてはよく言われているが、両親の離婚も子どもが大きくなってからよりも、その時期が早ければ早いほど後の親子関係が不安定なものになるという。
研究者たちによると、子どもの頃の経験はしばしば大人になってからにまで影響を与えるとのこと。

イリノイ大学のChris Fraley氏とMarie Heffernan氏は、離婚のタイミングと親子関係と恋愛関係への影響についての2つの研究を発表した。
7,735人を対象に調査を行った最初の研究では、回答者のうち3分の1以上が両親の離婚を経験していて、離婚を経験した平均年齢は9歳だった。
この調査によると、両親の離婚を経験している人は、自分と親の親子関係が不安定なものと考える傾向があることがわかった。
特に生まれてから3~5歳までの間に経験した人は、大きくなってから経験した人よりもよりその考えが強かった。
Fraley氏によると、親子関係が安定していると考える人は、そうではない人にくらべて両親を信頼している傾向があるという。そしてそのような人々は両親に安心して頼ることができ、彼らが必要な時に精神的に支えてくれるという確信を持っていた。
さらにこの両親との関係の不安定さは、母親よりも父親との間で起こりやすいという。
これは2つ目の研究での発見によれば、両親が離婚した後にどちらの親と暮らしたかによって変化していた。母親と暮らすと父親との関係に不安定さを感じ、逆に父親と暮らすと母親との関係に不安定さを感じる傾向があるとのこと。
そのため母親よりも父親との間で生じやすいという結果は、母親が親権を得やすいという社会的な傾向によるものと考えられるだろう。
▼外部リンク
DIVORCE EARLY IN CHILDHOOD AFFECTS PARENTAL RELATIONSHIPS IN ADULTHOOD
http://www.spsp.org/news/130709/

