2~3杯のコーヒーを毎日飲むだけで自殺のリスクが男女ともに減少するという、新たな研究が発表された。
ハーバード・公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health,HSPH)の研究者たちは、これまでのアメリカでの研究結果について再調査したところ、カフェイン入りのコーヒーを毎日飲んでいる人は、カフェイン抜きのコーヒーを飲んでいる人やコーヒーを飲まない人に比べて自殺のリスクが約半分ということを発見した。

カフェインには中枢神経系を刺激し、脳内での気分を良くする神経伝達物質の生産を増やすことで穏やかな抗うつ剤として働く役割がある。
そのためカフェインを含むコーヒーを毎日飲む人にはうつのリスクが少なくなり、自殺のリスクも半分まで減るというのである。
しかしながらカフェインの消費を増やせばいいというわけではないという。個人それぞれにカフェインの許容量が異なり、最適な摂取レベルがあるため、増加させると不快な副作用の原因となりうるためである。
今回の研究では成人男女ともに1日2~3杯、カフェインでは400mgが最も効果的だと言われている。8~9杯のコーヒーを飲む人は自殺のリスクが高まるとする研究もあるため飲みすぎには注意が必要だ。
手軽なうつの予防としては効果的なコーヒーだが、何事も適量で留めることだけは注意したいところだ。
▼外部リンク
Drinking coffee may reduce risk of suicide in adults
http://www.hsph.harvard.edu/

