カンザス州衛生環境局は2011年から自殺者の数が30パーセント増加したという衝撃的な結果を発表した。疾病対策予防センター(以下 CDC)が提供した最新の2009年のデータでは、全国的に自殺での死者数が交通事故での死者数を上回った。
全国的に、CDCは2010年、中高年者の自殺率が急騰したと報告した。全体で28パーセントの上昇だった。白人のアメリカ人が40パーセントの大幅な伸びを記録し、50歳代の男性の自殺率は48パーセント以上上昇した。銃器が自殺で使われた一番の手段で、それに毒、過剰摂取、窒息が続いた。

(画像はイメージです。 by .v1ctor Casale., flickr)
CDC局長トーマス・フリーデン氏は「急上昇した自殺率の原因が何なのかはわかっていない。しかし、傾向は一貫しており、どちらかといえば、この数字は問題の重大性を低く見積もっている」と語った。
フリーデン氏はさらに、ヘロインとコカインを合わせたものよりも、処方された鎮静剤での自殺者が多いと発言した。そして、アルコールをうつ病や精神健康問題への明らかな寄与因子であると位置づけした。
ミシガン州地域保健局の暴力防止計画調整官のパット・スミスは、仕事が見つからない、賃金が安い、社会的地位が低いなどの理由が自殺につながる恐れがあると話した。
不景気と自殺率の上昇の間には相互関係があるのは明らかである。たとえば、2008年、全米自殺予防ライフラインへの問い合わせが36パーセント上昇し、2009年にはさらに15パーセント上昇した。
精神病患者による事件がいくつも引き起こされているなか、精神衛生への予算は削減され続けている。2009年から2011年にかけて、アメリカは合計40億の予算を削減した。
これを受けて、シカゴでは全部で12件あった精神保健事業の6件が閉鎖した。
▼外部リンク
Suicide Rate Climbs by 30 Percent in Kansas as Government Slashes Mental Health Budgets
http://www.thenation.com/blog/176745/

