臨床試験の結果、現在または過去に深刻なうつ病患者は、体細胞が生物学的に老いていることが発見された。

(画像はプレスリリースより)
細胞の老化の比較はテロメアの長さによって測定され、喫煙歴などの因子では変化がないことがわかった。
アルコール摂取や運動不足など不健康な生活態度が細胞の老化につながっている可能性もあるが、すでにうつ病をかかえる患者の間で加齢に伴う病気の危険性が高くなることは発見されており、科学者はうつ病が細胞に負担をかけているのではないかと疑っている。
研究には2,407人が参加した。参加者の3分の1以上が現在うつ病をわずらっており、3分の1が過去にうつ病を経験していた。
参加者は細胞老化の兆候を分析するため、血液サンプルが摂取された。研究者は細胞の奥深くにあるテロメアと呼ばれる構造の変化を探した。
うつ病の経験がある参加者は、経験がない参加者に比べ、はるかに短いテロメアを持っており、その違いは大量飲酒や喫煙など、生活態度の違いを考慮に入れたあとでも明らかだった。
さらに、最も深刻で最も慢性的にうつ病を発症していた参加者は最も短いテロメアを持っていた。
テロメアはDNAを保管する染色体の先端を覆っている。テロメアは生命維持に必要な遺伝子コードが失われるのを防ぐ働きがある。細胞が分裂すると、テロメアはどんどん短くなるため、その長さを測ることは、細胞の老化を測るのと同じとされている。
▼外部リンク
Depression ‘makes us biologically older’
http://www.bbc.co.uk/news/health-24897247
Major depressive disorder and accelerated cellular aging: results from a large psychiatric cohort study
http://www.nature.com/mp/journal/vaop/ncurrent/full/

