国立国際医療研究センターや国立がん研究センターなどの研究グループは9日、食事のパターンと自殺との関係を調査した結果を発表した。野菜や果物などを多く摂取する食事をしている人は、そうでない人に比べると自殺をするリスクが半分になるという。
約9万人の男女(40~69歳)を対象に、8.6年間の追跡調査を行った。対象者に、普段の食事に関するアンケートを行い、野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海藻類などを食べる量が多い順から4つのグループに分類し、自殺との関係を調査した。その結果、野菜や果物などを多く食べる人は、そうでない人に比べ、自殺をするリスクが男性0.47倍、女性0.46倍だった。男女とも、自殺するリスクが半分以下に低下するという結果が得られたという。

研究グループによると、葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)が自殺のリスクを減らした可能性があると見ている。野菜や果物に多く含まれる葉酸や抗酸化ビタミンは、自殺の要因の1つとされるうつ病の予防に効果があるとされており、野菜や果物などを多く摂取すると自殺のリスクが少なくなるのではないかと分析している。
▼外部リンク
独立行政法人国立がん研究センター
がん予防・検診研究センター予防研究グループ
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3360.html

