「冬季うつ病」とは、「季節性感情障害」(季節性うつ病)の一つとされている。脳機能障害の一種であり、ある特定の季節だけにうつ病のような症状が出ることがある。10月~3月の冬季に発症することが多く、特に女性に多い病気だという。
症状としては、過度の眠気、過食、炭酸水や甘い物を欲する、体重増加などの症状が現れ、うつ状態に陥るという。
「冬季うつ病」の主な原因として、日照量が関係している。精神を安定させる脳内物質のセロトニンは、太陽を浴びることによって作られる物質で、不足するとうつ病などを発症しやすくなるといわれている。「冬季うつ病」は、日照時間が短い冬に、セロトニンが不足して発症すると考えられている。日本では北日本などの緯度が高く日照時間が短い地域ほど発症が多いという。

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最近よく耳にする「新型うつ病」という用語は、マスコミによる造語であり、専門用語としては存在しない言葉だという。もちろん、「新型うつ病」の定義や診断基準も存在しない。
日本うつ病学会は、「新型うつ病」について、次のような特徴を示している。
2. 仕事では抑うつ的になる、あるいは仕事を回避する傾向がある。ところが余暇は楽しく過ごせる。
3. 仕事や学業上の困難をきっかけに発症する。
4. 患者さんの病前性格として、“成熟度が低く、規範や秩序あるいは他者への配慮に乏しい”などが指摘される。
(引用 日本うつ病学会のホームページより)
典型的なうつ病は、「真面目、几帳面、責任感が強い」性格の人がなりやすいといわれているが、新型うつは、「社会的に未熟、あまり真面目ではない、困難を回避したがる、責任感が薄い」性格の人がなりやすいのではないかと専門家はみている。
従来のうつ病のイメージとは異なる「冬季うつ病」、「新型うつ病」であるが、心にストレスが溜まり続ければ深刻な「うつ病」に移行する可能性もある。「なんだかおかしい」と思ったら自己判断せず、一度病院に相談することを専門家らは進めている。
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