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術後運動量の少ない患者にうつ病の危険

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うつ病と手術の関係 術後運動量が鍵

心臓手術のあとあまり体を動かさなくなった患者は、高いうつ病の危険性があるとマニトバ大学の研究者らによって発表された。研究では心臓手術のあとうつ病を発症した患者は40パーセントにものぼった。

(画像はイメージです。by christine.gleason,flickr)

うつ病の危険を下げるため、少しでも運動を

マニトバ大学のデビッド・ホーン氏らはうつ病に関連する要因を特定するため、436人の心臓手術を控える患者を調査した。研究への参加者はうつ病を診断するためPHQ-9を、運動の程度を調べるため国際身体活動アンケートを受け、加速度計測を行った。

うつ病の患者はベースライン時には23パーセント、退院時には37パーセント、術後3カ月は21パーセント、術後6カ月は23パーセントだった。退院時のうつ病の発症率は29パーセントだった。

うつ病を発症なかった患者は、ベースライン時に1週間325分、術後6カ月時に1週間570分運動していることがわかった。これは発症した患者に比べ、多かった(ベースライン時:1週間200分、術後6カ月:1週間420分)。

「うつ病を患っており、運動もあまりしない患者は以後10年の心血管死亡率が高いのです。これらの発見は術前後のうつ病、運動量、生物心理社会的ニーズのより詳細な検査が必要なことを表しています」(デビッド・ホーン氏――Cardiology todayより)

▼外部リンク

Physical inactivity increased risk for depression after cardiac surgery
http://www.healio.com/cardiology/surgery/news/online/

Depression before and after cardiac surgery: Do all patients respond the same?
http://www.jtcvsonline.org/article/

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