母親のうつ病歴は出産後にうつ病を発症する大きな要因とされているが、新しい研究では加えて出産への恐怖がうつ病に関連していることが発見された。

(画像はイメージです――by maessive,flickr)
BMJ Open誌で発表された論文によると、出産への恐怖は出産後うつ病の危険性をうつ病歴のある母親とくらべて3倍、抑うつ性疾患をもつ母親とくらべて5倍増加させる。論文の結論はフィンランドの出産と健康の記録に基づき導き出された。
実際、研究結果によると、うつ病歴は出産後うつ病の危険性を140倍にも高めていた。
研究者らを混乱させたのは、3分の1のケースが以前にうつ病を発症したことがなく、危険性が低いとみなされた母親によるものだったことだ。
母親らの病歴を調べると、帝王切開出産、早産、死産、先天異常児の出産などの要因がうつ病に関係していることが判明した。しかし、うつ病歴の有無に次ぐ最大の要因は“母親が出産の恐怖に苦しんでいる”という医者の診断だった。
最大で80パーセントの母親がベビーブルーと呼ばれる産後の短期のうつ症状を発症する。しかし、一部の母親は深刻なうつ病を発症し、結果、身体機能の低下や産後精神病を患うと論文には書かれている。
▼外部リンク
Fear of childbirth linked to postpartum depression, study finds
http://www.latimes.com/science/sciencenow/
Fear of childbirth predicts postpartum depression: a population-based analysis of 511 422 singleton births in Finland
http://bmjopen.bmj.com/content/3/11/

