大阪府は3月1日、自殺対策強化月間にあわせて防止のための啓発を府のサイトで公開した。相談窓口も多く用意して悩みを抱える人の利用を呼びかけている。
自殺で亡くなる人は年間3万人近くおり大阪府でも2000人弱にのぼる。自殺は健康面や経済的な原因が複雑にからまって「追い込まれた」結果であり、その多くは「防ぐことができる社会的な問題」であるといわれている。

(画像は大阪府ホームページより)
国では自殺をめぐる厳しい情勢を踏まえさまざまな悩みや問題を抱えた人々に届く「当事者本位」の施策の展開ができるよう「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を策定し、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定めている。大阪府もこれをうけて総合的な自殺対策に取り組んでいる。
長引く不況による倒産やリストラ、複雑化する現代社会、希薄化している人間関係などを背景に自殺者が増えている。多くの自殺は、失職、失業、多重債務、長時間労働、介護疲れ、いじめなど、さまざまな要因が複雑に関係して心理的に追い込まれた末の結果だ。
ストレスの中で、職場や家庭での居場所がなく、誰にも相談できないまま思い詰めると、自殺を考えてしまう。さまざまな悩みを抱えている人は一人で悩まず専門の相談機関に相談し、また身近な人の悩みに気づいたら温かく寄り添い耳を傾け専門家への相談をすすめて、じっくりと見守ることが大切だ。
とくに、眠れない、食欲がないときは、人の生きる力がそこなわれているので、さらに体調を悪化させ、気力やがんばりではどうにもできないため、専門機関への相談が重要といえる。
▼外部リンク
「3月は自殺対策強化月間です」相談窓口 大阪府
http://www.pref.osaka.lg.jp/annai/osirase/detail.php?recid=11336
こころの健康相談統一ダイヤル 大阪府
http://www.pref.osaka.lg.jp/kokoronokenko/no_nayami/index.html

