滋賀県立精神保健福祉センター(滋賀県草津市)は18日、自殺に関する県民意識調査の結果を報告書にまとめ発表した。うつ病になったら家族や友人に迷惑がかかる、うつかなと思ったら病院へ相談するという人が多いことがわかった。
調査は昨年夏に初めて実施し県内在住の20歳以上3000人を対象に行い1661件の回答があった。

(画像は滋賀県ホームページより)
調査結果は、悩みやつらい気持ちを受け止めてくれる人の有無では「いない」が5.8%で、いる人と答えた人は「同居の家族」「友人」「職場の同僚」「同居していない家族」などをあげた。
自分のうつ病のサインに気付いた時、精神科を受診しようと思うかどうかについては、「思う」が48.2%、「思わない」が16.9%だった。うつ病になれば家族、友人、職場に迷惑をかけると答えた人が多く、「誰にも打ち明けられず、一人で何とかする」という人も21.5%いた。
これまでの人生のなかで本気で自殺したいと考えた人は22.7%だった。自殺したいと考えた人に対して1年以内に自殺したいと思ったかについては22.3%があると答え、30代20代が約3割と平均より多かった。60代以上は1割強だった。
調査結果について精神保健福祉センターは、相談や支援について男性は自己解決、女性は対人交流で解決する傾向があり、男性は相談相手や支援者がいないケースが比較的多いため、問題を抱えやすいとみている。
若者では友人がいるかどうか、高齢者では近所に顔なじみがいるかが相談相手や支援者の存在につながる。自殺願望を抱く人の特徴は相談や支援を強く躊躇する傾向があり、このような考え方や態度が本人を追い込んでいると分析している。
▼外部リンク
自殺に関する県民意識調査報告書 概要版福祉センター
http://www.pref.shiga.lg.jp/e/seishinhoken/files.pdf

