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うつ(気分障害)の客観性指標の可能性

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主観的な価値を客観的に測定

8月14日、Nature Neuroscienceに掲載された論文を、著者が日本語でレビューしたものを発表した。レビューを行ったのはコーネル大学の近添淳一氏。

研究概要

複数の選択肢の中から選択を行うとき、人は対象の価値の評価と比較を行う必要がある。評価と比較の対象となるものは必ずしも同じパターンを持っているとは限らない。

神経経済学の分野においてはパターンを超えてあらゆる外的刺激を変換して比較可能とする「共通通貨」という概念を提唱している。脳がどのような形で「共通通貨」を取り扱っているかは不明である。

今回の視覚刺激と味覚刺激を与え、脳活動を調べると、前頭葉眼窩皮質と中部帯状皮質が二つの刺激を抽象化して「価値」として共通のフォーマットで表現していることを確認した。

(画像はレビューより)

このフォーマット(機能的MRI法による脳の活性化部の画像)を異なる被験者の間で比較したところ、異なる被験者の間でフォーマットを共有していることが判明した。

気分障害は価値のフォーマット生成の乱れと見なすことができる。このフォーマット生成の被験者間推定は、病状の評価や治療効果の判定に使える可能性がある。

▼外部リンク

論文レビュー
http://first.lifesciencedb.jp/archives/9138

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