2014年9月5日、中央大学は注意欠如・多動性児は、定型発達児(健常児)に比較して怒り顔を見たときの脳神経の活性化が低いことを近赤外線分光法を用いてはじめて明らかにしたことを発表した。
この成果に関して、2014年9月9日(火)に中央大学後楽園キャンパスにてプレス発表会を行うとのこと。
中央大学は、自然科学研究機構生理学研究所と共同して、笑顔または怒り顔を観察したときの注意欠如・多動性障害児と健常児の脳活動を近赤外分光法で計測した。この計測には獨協医科大学越谷病院が協力した。

(画像はイメージです)
注意欠如・多動性障害児13人と健常児13人の近赤外線分光法のデータを比較すると、注意欠如・多動性障害児では笑顔では脳活動が活性化したのに怒り顔では活性化しなかった。健常児では両方で活性化した。
また注意欠如・多動性障害児では健常児に比較して右側頭野の活性のピークに有意なずれが生じていた。
このような、表情認識における健常児との差が将来の人間関係を確立する際に問題になっている可能性があると考察している。
なお、この研究内容は8月23日にNeuropsychologiaのオンライン版が先行公開している。印刷板はNeuropsychologia誌11月号に掲載予定。
▼外部リンク
中央大学 プレスリリース
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/
Hemodynamic response of children with attention-deficit and Hyperactive disorder (ADHD) to emotional facial Expressions.
Neuropsychologia DOI: 10.1016/j.neuropsychologia.2014.08.010
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/

