2014年9月8日、カルピス発酵応用研究所は、カルピス社保有の乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が、腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経へ働きかけることで、整腸効果や安眠効果などの有益な生体機能調節作用を発現することを確認したと発表した。

(画像はプレスリリースより)
なお、この研究は徳島大学の六反教授との共同研究で、2014年9月2日オランダで行われた第11回国際乳酸菌シンポジウムで報告が行われた。
1980年代にコロンビア大学Michael D. Gershon博士は精神を安定させる神経伝達物質セロトニンの95%が腸で作られること、腸だけが、脳や脊髄からの司令がなくても反応をおこさせる神経系を持つことから「腸は第2の脳である」仮説を発表してから、腸と脳の研究が盛んになった。
腸には神経網が良く発達していること、腸内に異物が入ると脳の嘔吐中枢が反応することなどから、腸と脳がお互いに影響を与えているという「脳腸相関」の概念が提唱する人たちも多くなっている。
プレミアガセリ菌CP2305は、整腸効果や安眠効果を発現。それらの効果は、脳腸相関を介した作用であることをラットで実証した。「プレミアガセリ菌CP2305」では生菌・殺菌ともほぼ同様に確認されており、「プレミアガセリ菌CP2305」の菌体成分が有効性を示すことも確認。
人において摂取期間前後において、大脳の血流を画像化して測定したところ、第8領域の血流量が有意に抑制されていることを確認。第8領域は睡眠や行動を支配していると想定されている。
今回の研究は乳酸菌の新たな可能性を示す成果であり、今後、脳腸相関を介してさらに新しい機能を見出す可能性も示唆している。
▼外部リンク
カルピス株式会社 プレスリリース
http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00729.html

