相談電話の「ひょうごユースケアネットほっとらいん」は、平成25年度の相談状況を公表した。

(画像はプレスリリースより)
昨年度の相談件数は998件、前年比139.8%で平成22年度の開設以来、年を追うごとに増加。相談の約9割がひきこもりと不登校に関するもので、男性が8割以上。年代では30代がほぼ半数となる。
リピートして利用する相談者が多い(新規件数は約2割)点に特徴がある。信頼関係を築きながら問題に対処する事例が多く、カウンセリングの機能が果たされている。
また専門機関への紹介も行い、その結果、当事者が適切なカウンセリングに出会う、居場所に出かける、親が「親の会」に参加して家族間の問題に向き合うようになった、などほっとらいんが果たしている役割は大きい。
ひきこもりの原因の約4割はいじめだが、ひきこもりの背景は主に次の3点に集約される。
1 親や家族の問題
親の虐待的子育てが不登校や親子の断絶した関係を招いている。ネグレクト(しつけ、養育、教育の放棄や怠慢)も子どもから学校や社会と関わる力を奪う。また、親の高齢化、貧困が原因で社会に参加できなくなる例もある。
2 職場でのリストラやいじめ
職場の上司や同僚の嫌がらせ、顧客のクレームなどのストレスから心身症を患う、職場に出る気力を失う。結果として退職にいたり、ひきこもってしまう。仕事で結果を出せずに配置転換されたことがきっかけになる例も。
3 学校生活で支援が得られない
中学、高校で不登校となった段階で学校や親から適切な支援を得られず、不登校が長期化してひきこもる。発達障害を抱えている場合は、いじめを受けても必要なケアがなく対人不安が長期化してひきこもる。
20代、30代の相談件数が増加しているが、そのひきこもりの背景に職場のパワハラや人間関係を築けない問題が考えられるという。
なお、平成26 年度から「兵庫ひきこもり相談支援センター ほっとらいん相談」として週5日対応している。
▼外部リンク
兵庫県プレスリリース
https://web.pref.hyogo.lg.jp/
兵庫ひきこもり相談支援センター ほっとらいん相談
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ac12/documents/hotline.pdf

