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エーザイの抗てんかん剤「Fycompa」が香港で新発売

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部分てんかん

エーザイ株式会社は、ファースト・イン・クラスの抗てんかん剤、AMPA受容体拮抗剤「Fycompa」(一般名ペランパネル)を香港で新発売することになった。

てんかん患者は世界に約5000万人と推定されるが、その半数以上がアジアに在住するという。香港では、てんかん患者の約60%が部分てんかんの患者だ。しかも、治療を受けている患者の20~40%は、既存の抗てんかん剤で発作をコントロールできていないため、アンメット・メディカル・ニーズが高い疾患とされている。

新たな治療オプションに

てんかん発作は神経伝達物質のグルタミン酸が誘発するとの報告がある。

エーザイが創製した新規化合物のFycompaはAMPA受容体に非競合的な拮抗剤。つまり、シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害することで、神経の過興奮を抑制する効果をもつ。Fycompaは既存の抗てんかん剤と異なる作用機序で、新たな治療オプションを提示した形だ。

Fycompaは、現在、部分てんかんの併用療法に関わる適応で、欧州、米国をはじめとした40カ国以上で承認を取得し、15カ国以上で販売されている。成人だけでなく12歳以上の青年期まで適応が認められている。また、服用は1日1回の経口投与のため、服用時の負担も和らげている。

今回、12歳以上のてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する併用療法を適応として香港で発売されるが、これはアジア初のこと。同社は、香港の他、アジアの国々に対しても同剤で複数の治療オプションを提供できると期待する。

日本のてんかん患者は約100万人。日本では、部分てんかん併用療法などのFycompaの申請を2015年度中に予定している。部分てんかん小児適応については、米国や欧州で臨床第II相試験が進行中だ。

▼外部リンク

エーザイ株式会社プレスリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201468pdf.pdf

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