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脳卒中後のうつ病の心因的要因は?

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脳卒中後のうつ症状は、どういった心理的要因からか?

2015年2月11日オランダのミールロ氏らの研究グループが、どういった心理的要因が脳卒中後のうつ症状を決定するのかの検証を行った。

目的は脳卒中後のうつ症状に関連した心理的要因を特定し、その後どうすれば良いのか、ということを追求するためである。

結果、脳卒中後2ヶ月の患者は神経症的傾向(特に理由がなく軽く不安になったりする)や悲観、受動的な対処行動、無力感が増しており、それらに反比例して、外向性、楽観性、自己効力感、何かの受け入れ、知覚の利点、および対処積極的に減少がみられた。

現在、有意とされる対処法は薬物療法のみ

患者を観察するとぼんやりとわかるものであるが、同グループは改めて科学的に分析をしたということだ。

患者は身体が動かないことや、話せなくなる、マヒが残るなど、将来に対する希望が失われるのは明白だ。

脳卒中後のうつ病はPSD(Poststroke depression)と呼ばれ、日本でも問題とされ治療法を考えられてきているが、現時点では三環系抗うつ薬やSSRIやSNRI系の抗うつ薬による治療しか手立てがない。

運動による対策がなく、患者の回復を遅らせている

運動によるうつ対策は確立されておらず、結果、患者の回復を遅らせることとなっている。

有酸素運動がうつに効くということだが、ある程度の強度が必要(80%以上の強度)だとの研究結果が出ており、脳卒中後の患者に対してのアプローチはできない。失語症などになる患者も多いため、新たなアプローチの模索が求められている。

動作意思が反映できる、新たな装置の可能性

そんな中、日本のサイバーダイン株式会社が開発した上肢や下肢訓練装置が話題となっている。

人が身体を動かそうとするとき、脳から運動ニューロンを介して筋肉に神経信号が伝達されることで、関節などの筋骨格系が動きます。そのとき、人の「動かしたい」という動作意思が反映された微弱な“生体電位信号”が皮膚表面に漏れ出します。HALは、“生体電位信号”を読み取りパワーユニットをコントロールすることで、人と一体となって関節の動きをアシストすることができます。(サイバーダイン社HPより引用)

サイバーダイン株式会社のこのHALという装置が、新たな運動によるうつ対策になる可能性がある。現在日本、ドイツで協賛病院と共に効果を検証中だという。

同論文は、将来に対する希望が患者に薄れ、内因的な要因のうつ状態を引き起こすと結論づけている。新たな治療法となるのか、新たな試みから目が離せない。

(画像はPubMed論文ページより)
(画像はサイバーダイン株式会社 公式HPより)

▼外部リンク

PubMed論文ページ
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25681672

サイバーダイン株式会社
http://www.cyberdyne.jp/

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