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慢性疼痛に対するオピオイドはうつ病のリスクを上昇する

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慢性疼痛

慢性疼痛とは「治癒に要すると予測される時間を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疾患に関連する痛み」と定義される。

痛みが長期間持続することにより、病態が複雑化し、心理的社会的要因も痛みの構成要素となることから、集学的治療が行われる。

治療目的は痛みを取ることだけではなく、日常生活の質(Quality of Life:QOL)の改善が目標となる。

モルヒネなどオピオイド鎮痛薬は経皮(貼付)や経口では依存性が少ないことが分かっていることから、慢性疼痛に使われる。

欧米では慢性疼痛に対してオピオイドの使用頻度が高いが、日本では、比較的使用量は低い。

セントルイス大学の研究

学術誌「Pain」の2015年2月号に、慢性疼痛に対してオピオイド鎮痛薬の投与量を増加するとうつ病のリスクが上昇するという文献が掲載された。

今回の発表はセントルイス大学が長年にわたって行ってきた、退役軍人を対象とした研究の最新内容。慢性疼痛を有する患者355人を対象に、質問表を用いた研究。

男性の占める割合は72.4%、46歳以上が75.2%。

今までの研究ではオピオイド鎮痛薬を使うこと自体がうつ病のリスクを上げるという内容であったが、今回の研究ではオピオイド鎮痛薬の投与量を増やすことが、うつ病のリスクを上昇させることが判明した。

過去のうつ症状の有無による影響等、さらに大量の退役軍人の医療記録を元にして研究は継続していくとのこと。

(画像はイメージです)

▼外部リンク

セントルイス大学 プレスリリース
http://www.slu.edu/x101704.xml

文献:Change in opioid dose and change in depression in a longitudinal primary care patient cohort.
http://journals.lww.com/pain/Abstract/2015/02000/

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