南カリフォルニア大学は、カリフォルニア大学と共同で、睡眠障害のある高齢者に対する瞑想(Mindfulness Meditation)の効果を比較試験で確認した。

研究成果はJAMA Internal Medicineに2015年2月16日、「Mindfulness Meditation and Improvement in Sleep Quality and Daytime Impairment Among Older Adults With Sleep Disturbances A Randomized Clinical Trial」という表題で公開された(オンライン版)。
加齢により、就床時刻が早くなり、より早朝に覚醒するようになる。これに伴い、睡眠覚醒や早朝覚醒などの睡眠障害が増加する。
夜間の眠りの質が低下することで、日中の覚醒状態は低下し、覚醒障害を引き起こす場合がある。
高齢者では、3人に1人が睡眠障害を訴えているという報告もある。
身体と心に介入する瞑想が、中程度の睡眠障害を持つ高齢者の睡眠の質を改善するかを目的として臨床試験を行った。
標準的な瞑想法群(24例)あるいは睡眠教育群(25例)に無作為に割り付けた。効果は睡眠に関する質問表による調査を主要評価項目とし、睡眠障害、うつ、不安、疲労感に対する症状を標準化した方法(validated measures)で検討すると共にnuclear factor –カッパBを炎症の指標として測定した。
標準的な瞑想法は統計学的に有意に睡眠教育群よりも睡眠の質を改善した。
睡眠障害、うつ、不安、疲労感に対する症状とnuclear factor –カッパBは両群ともに統計学的に有意に改善したが、群間には差がなかった。
標準的な瞑想法は睡眠障害を有する高齢者に対して有効であることが判明した。
標準的な瞑想法により、睡眠の質が上昇することで、高齢者の生活の質(quality of life)を改善する可能性が示唆された。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
JAMA Internal Medicine:Mindfulness Meditation and Improvement in Sleep Quality and Daytime Impairment Among Older Adults With Sleep Disturbances A Randomized Clinical Trial.(ABSTRACT)
http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2110998

