オックスフォード大学付属のジョン・ラドクリフ病院(英国)の研究者は、人は同様のストレスを受けても、反応の仕方に差があり、それに関しては瞳孔直径の縮小が伴っていることを明らかにした。

研究内容はNature Neuroscienceのオンライン版で2015年3月2日から公開されている。
精神的な苦痛による労働災害が増えつつあることから、厚生労働省は2015年4月から、年に1度ストレスチェックを企業に義務づけている。
このストレスチェックは質問表による方式で、どちらかといえばストレスによってメンタルに変化が出ていないかを検討するもの。
同じような精神的な負荷がかかっても、強くストレスに感じる人もいれば、それほどストレスを感じない人が入るといると考えられてる。
心配性な人、小さなことでクヨクヨする人としない人がいることから、ストレスの感受性に個人差があるのは事実ですが、客観的な数値で示した研究はなかった。
研究者は、特定な行動について予期せぬ結果が出た場合に、人はどのような振る舞いをするかを、2者択一の問題で、あるものがでた場合に電気ショックを与え、その反応と瞳孔の変化との関係を調べた。
電気ショックは時折、今までとは違った形で強くなるようになっていた。その際のストレスと瞳孔の変化が一致することが判明。
これは瞳孔の直径が、脳内のノルアドレナリン系の活性化を反映する可能性があるという報告と一致した。
ストレスに対する耐性が、瞳孔の反応により客観的にとらえられるのであれば、ストレスチェックで問題があった場合に、その人にあった対応法が見つかる可能性がある。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
Nature Neuroscience:Anxious individuals have difficulty learning the causal statistics of aversive environments.
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/

