うつは脳の海馬を小さくする
シドニー大学は、6月30日、うつ状態になると、脳の機能のうちの海馬と呼ばれる部分に影響をもたらすという研究結果を発表した。海馬は、新しい記憶を保存する機能である。
同大学の研究者は、特に若い患者において、最初にうつの症状が現れたときに、重点的に治療する必要があると警鐘する。

21歳以下の海馬は特に影響
同大の研究者であるヒッキー氏が率いる研究チームは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアから約9,000人を集めて脳の機能を調査した。そのうちの1,700人がうつ状態であり、7,200人がうつの症状はみられなかった。
この参加者のうち65%の参加者が、うつの症状と診断されている。
うつの症状がある人に見られるのは、脳の海馬の部分が小さいという特長がある。この特長は、21歳以下のうつの患者においては顕著だ。
うつの初期段階での治療が大切
同研究チームは、次のようにコメントを述べる。
うつと診断されたら、脳の海馬に影響が出る前に、出来るだけ早く治療をすることが望ましい。
ヒッキー氏は、次のように研究結果についてコメントする。
この研究結果から導かれたうつ病の最善の治療法は、うつの初期の段階で、早めに治療することが大事ということだ。特に、ティーンエイジャーや、若年層は、うつがもたらす海馬への影響に気をつける必要がある。
(画像は、シドニー大学の公式サイトより)
▼外部リンク
シドニー大学 ニュースリリース
http://sydney.edu.au/

