子どもを学校から排除することはうつや不安、行動障害などの長期的な精神医学的問題や心理的苦痛をもたらすかもしれないとの研究成果を英国エクセター大学の研究者が発表した。

学術誌The Psychological Medicineに掲載された研究成果によると、新たに発生した精神障害が学校から除外された結果である可能性があるという。
また精神的な健康度が低い子どもが学校からの排除につながる可能性があるということも判明した。
エクセター医科大学で子どもや青年期の患者を扱う精神科医Tamsin Ford教授(以下フォード教授)は、学校から排除された子どもは、教育や発達面の不利益だけでなくうつや不安、行動障害などの精神障害の範囲を広げる可能性があると警告する。
またそれは一時的な排除でさえ心理的苦痛を増幅するものであるとしている。
学校で本当に苦労している子どもにとって、学校からの隔絶はある種の救いになることもあるが、学校に戻った時に再びそこから逃げるために、さらに問題行動をエスカレートさせることになる。とフォード教授は続ける。
学校は問題行動を起こす子どもを排除するのではなく、他の解決策を見つけなければならない。それによって子ども達の将来の精神的な健康と教育を支援できるとしている。
フォード教授の分析ではうつや不安、ADHD、自閉症など精神保健上の問題を抱えたことが教室から除外される原因になる可能性が高いという。
同教授はまた、授業で苦労している子どもを集中して支援することで、自己効力感の喪失を防ぎタイムリーで適切な介入が可能になる。学校からの排除を防ぎ、将来の精神病理を予防することが可能であるとつけ加えている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エクセター大学のプレスリリース
http://www.exeter.ac.uk/news/
エクセター大学
http://www.exeter.ac.uk/

