メドピア株式会社の連結子会社・株式会社Mediplatは、産業医500人に対し、メンタルヘルス不調や過労対策の現状と問題点を把握するためのアンケート調査を行い、11月30日に結果を発表した。
まず産業医の勤務形態について、76%が非常勤だった。また1社あたりの平均従事時間(1か月)は、2時間未満が約3割と最多であった。
47%の産業医が、「従業員のメンタル不調や過労による相談・休職・退職が最近増えているを感じる」と回答した。
また「従業員のメンタル不調や過労の早期発見・対策に、十分な役割を担えていると思うか」との問いには、34%が「思わない」、42%が「分からない」と回答した(上図参照)。7割超の産業医が、メンタル不調者の対応に自信を欠いていることがわかる。
さらに76%が「専門が精神科でないことで、メンタル不調者への対応に困ったことがある」としている。
76%の産業医が「メンタル不調や過労の従業員との産業医面談で、もっと早く介入できればよかったと感じたことがある」と答えた。
また「ストレスチェックが、メンタル不調や過労の改善に繋がっている実感はあるか」と聞くと、「実感がある」と答えたのは13%に過ぎなかった。
47%は「実感はないが、期待は持てる」、40%は「実感はなく、期待も持てない」としている。約9割の産業医は、ストレスチェックの効果をまだ実感していないようだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
メドピア株式会社 プレスリリース
https://medpeer.co.jp/press/4520.html