株式会社NHK出版は3月10日、新書『ミッシングワーカーの衝撃 働くことを諦めた100万人の中高年』を刊行した。
同書は2018年6月2日放送のNHKスペシャル「ミッシングワーカー 働くことをあきらめて・・・」を元に更なる追加取材を行い、一冊の新書にまとめたものである。また中高年ひきこもりという社会問題に対し、ミッシングワーカーの視点から解決の糸口を探る一冊でもある。
総務省は毎月「完全失業率」というものを算出している。この統計でいうところの完全失業者とは、仕事についておらず、仕事があればすぐにつくことができ、仕事を探している者のことをいう。
つまり仕事を探していない者、仕事につくことを諦めた者は完全失業者にカウントされず、労働市場から消えた存在、「ミッシングワーカー」となる。ミッシングワーカーとひきこもりは深いつながりがあるのだ。
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同書は全5章からなる。1章と2章では、ミッシングワーカーとは何かを事例を交えて解説する。3章では、親の介護のために正社員から非正規になるというような、誰しも陥る可能性がある「脱落」に迫る。
4章では、ミッシングワーカーを生み出す社会構造などを専門家の視点から紐解く。5章では、ミッシングワーカーを脱する方法について考える。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社NHK出版 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000018219.html