母親が高校を卒業していない母親を持つ人は、そうではない人に比べて、壮年期にうつになりやすい傾向があることがわかった。
カナダのマギル大学の研究によると、うつになるリスクは親がうつを経験しているかどうかや、幼い頃の不幸な経験、成人期の本人の学歴や収入によって高くなるものではないことが確かだという。そして高校での教育を受けていない母親の存在が、大人になってからのうつ経験に強い影響を与えているというのだ。
壮年期といえば勉学に励んだり、職人などの見習いとして学んでいる時期であったり、または新しいキャリアや家族を築いている、人生において重要な時期である。その時期のうつというものはその後の人生に大きな影響を与える出来事となりうる。

一方で、父親の学歴は影響を与えないのだという。この興味深い結果について、この研究を率いたアメリー・ケネル=ヴァレ氏は「この結果は(子供が壮年期にうつになることについて)母親の育児能力が作用している可能性があることを示唆している」と語っている。
高等教育で学ぶことができる問題解決能力やコミュニケーション能力だけではなく、高等教育を受けたという事実による自信も、母親の子育てに影響を与えているのかもしれない。
▼外部リンク
Mother’s education impacts depression in her children
https://www.mcgill.ca/newsroom/node/18711

