強烈なストレスを与え、トラウマになるような出来事が原因で発症する心的外傷後ストレス障害、PTSDと診断された患者のうち、2人に1人がうつの症状にも苦しんでいることがケース・ウェスタン・リザーブ大学の調査でわかった。この調査は総勢6670人のPTSD患者を対象とした57の研究を分析したもので、52%のPTSD患者にうつ症状も報告されていることが発見された。
この研究はPTSDとMDD(大うつ病性障害)を患う人々について書かれた初めての総合的解析の代表となるだろう。この二つの障害は、診断の際にどちらかの障害が見落とされることが多い。今回わかった52%という確率の高さは、常に両方の障害を考慮に入れてすることが重要であるということを示している。

また、PTSD患者のうち、うつを発症している割合には男女の間で差がなかった。女性の方がうつを発症しやすいとの報告もあり、この結果は一般的に女性のほうがPTSDとうつの両方を発症しやすいとされている見解を否定するものとなった。
今回の調査結果によって、男性のPTSD患者に対する治療も変わるのではないかと考えられている。前述したようにうつは女性に現れやすいと考えられているため、男性がうつの症状を主張していてもPTSDとだけ診断されることが多かったためである。PTSD患者において、男性と女性でうつの症状が現れる確率が同じという今回の発見のおかげで、男性の患者も最善の治療を受けられるようになるだろう。
▼外部リンク
CWRU researchers find half of those diagnosed with PTSD also suffer from depression
http://blog.case.edu/think/2013/06/04/cwru_researchers_find_half_of_those_diagnosed_with_ptsd_also_suffer_from_depression

