うつ病(大うつ病性障害)は、日本人では約15人に1人が生涯のうちに経験すると言われている。

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厚生労働省によると、国内のうつ病などの気分障害患者数は約100万人とされ、12年間で約2.4倍に増加している。うつ病患者の分布は、男性は働き盛りの40代が最も多くなり、女性は30代以降で多く、全世代を通じて女性の患者数が男性を上回る。
しかし、これまでの抗うつ薬の治療では、症状が完全になくなる患者さんは3~4割であり、新しい薬物治療の選択肢が必要とされてきた。
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岩本太郎)は、この度「エビリファイ」(一般名:アリピプラゾール)について、うつ病・うつ状態で、既存治療で十分な効果が認められない場合の薬剤として、効能追加の承認を取得した。
このことで抗うつ剤治療の選択肢として、ドパミン系に作用する「エビリファイ」(一般名:アリピプラゾール)の抗うつ薬への上乗せ治療が新たに選択可能になった。
「エビリファイ」は2002年に世界初のドパミンD2受容体パーシャルアゴニスト作用をもつ抗精神病薬として米国から発売され、現在は60以上の国・地域で販売されている。
独自のメカニズムによって生みだされる効果と副作用の少なさから、他の抗精神病薬にない新しいカテゴリーの適応を拡大してきた。米国では、2007年に大うつ病性障害の補助療法として世界で初めての適応を追加取得し、今日では約3割がうつ病に処方されている。
大塚製薬が開発した「アリピプラゾール」は、日本で最も優れた発明に贈られる恩賜発明賞および発明実施功績賞を受賞した。
これは、ドパミン神経安定化作用を持ち、他剤に劣らぬ有効性と安全性プロファイルに優れた薬剤として評価されたものだ。
大塚製薬の「アリピプラゾール」は独自に開発したもので、1剤で13もの適応を取得することになった。今回の効能追加は、国内では3つ目の適応取得となった。
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