科学者たちが私たちの不安やストレスといった感情の原因となると考えられる分子を発見した。CRF1と呼ばれるこのたんぱく質は、うつにも影響を与えているという。
イギリス・ハートフォードシャーを拠点とする医療会社Heptares Therapeuticsの研究チームは、脳下垂体を調べるために最も強力なX線機器を用いて研究した。

脳下垂体がストレス物質を放出することで、うつやストレス、不安をコントロールしていることは長い間知られていた。
しかし今回の発見によると、ストレス物質を放出するという反応が下垂体細胞の外膜から見つかったCRF1を引き金として起こっていることがわかったのである。
CRF1は下垂体細胞に存在し、体温や飢え、気分などをコントロールするホルモンを作り出している脳の一部や視床下部で検出されたストレス分子を発見する。
CRF1がそのような分子を捕らえることによって、親細胞がストレスや不安、うつへと導くホルモンを放出するきっかけとなるという。
さらに強力なX線機器によってこのたんぱく質の構造の調査が可能となり、新薬の効き目のターゲットとなるエリアをピンポイントで見つけることができた。
今回の発見は、より効果的な新薬の研究に役立てられるとのこと。うつの治療のさらなる発展を期待したい。
▼外部リンク
Scientists unlock structure of elusive ‘stress’ protein
http://www.diamond.ac.uk/

