母親が妊娠時にうつ病になると、胎盤をとおしてストレスホルモンが胎児へと移動する可能性がある、とブリストル大学のレベッカ・ピアーソンが発表した。

(画像はイメージです by mahalie, flickr)
この発表は、母親がうつ病の場合、その子どももうつ病になる可能性が高いのはうつ病が妊娠末期以降も継続し、育児に影響するからであるとしていた先の研究者の意見と異なるものだった。
ロイター紙のインタビューに彼女は以下のように語っている。
この研究結果は、可能ならいつでもうつ病の妊婦に治療をあてるべきであることを示しており、さらには、妊婦に抗うつ剤を与えるべきか否かという長年の論争を深める役割を担うだろう、とピア―ソン氏は語った。
このデータはイギリスの1991年から1992年の間に出産予定の妊婦を追った研究を参考にしている。研究では妊娠時に2回、乳児の生後一年内に2回、妊婦のうつ病の症状を調査している。
研究対象のうち、うつ病の基準を満たしたのは12パーセントの妊婦で、出産後もその症状が継続したのは7パーセントだった。研究者はこの家族を長年にわたって追跡し、18歳になった時点で8パーセントの子どもがうつ病の症状を発症したという報告を受けた。研究に参加した子どもは4500人だった。
結果、母親が妊娠中うつ病を患っていた場合、その子どもがうつ病を発症する確率は47パーセント以上高いことがわかった。
研究では子宮内でうつ病の母親に接触したことが子どものうつ病であるという因果関係は証明されなかった。しかし、母親のうつ病と子どものうつ病の間に因果関係がある場合、それは胎盤を通過でき、胎児の未発達の脳に影響を与えることができるコルチゾールが原因ではないか、と研究では触れられている。
▼外部リンク
Depression linked in mothers, teenage kids
http://in.reuters.com/article/2013/10/09/
Teen depression linked to mum’s pregnancy
http://www.irishhealth.com/article.html?id=22739
Teenagers More Likely to Experience Depression if Mothers Were Depressed During Pregnancy, New Study Finds
http://www.hngn.com/articles/14485/20131009/

