うつ病患者はそのほとんどが治療のみを行おうとし、その原因を究明しようとはしない傾向がある。しかし新しい研究ではうつ病の原因とそれを軽減する方法に焦点をあてるようになってきている。

(画像はイメージです。 by Sarah G…,flickr)
現在、10人に1人のアメリカ人が人生のある時点でうつ病を経験しており、毎年うつ病と診断される患者は20パーセントにものぼると言われている。世界保健機関は、うつ病が身体障害の最大の要因であると発表している。
Journal of Adolescent Healthは、脳震とうの経験がある若者の精神状態を調べるべきだと発表した。脳震とうの経験がある若者はうつ病の危険性が3倍も高い。
米疾病管理センターによると、アメリカでは毎年160万から380万人の人々が脳震とうをおこしている。
ヘブライ大学の研究では脳細胞の一種であるミクログリア細胞の変化が慢性ストレスによるうつ病状態を示すことが発見された。ミクログリアは脳細胞の10パーセントを構成し、脳内の免疫システムとしての役割をもつ。ミクログリアはさらに感染や外傷とは無関係な、ストレスへの身体反応などの生理的過程に関連している。
ミクログリアへの障害は精神病理学的影響、特にうつ病につながると研究で発見された。
脳外の免疫細胞もうつ病の発症に影響する。インターロイキン6と呼ばれる炎症誘発性の免疫物質の濃度が高いと、うつ病の症状を発症しやすくなるとマウントサイナイ医科大学の研究でわかった。
研究者らによると抹消免疫システムの変化が人間の精神状態に影響を与える可能性がある。
心臓外科手術後、体を動かさなくなった人間は最大で40パーセントもうつ病の危険性が高くなるとCanadian Journal of Cardiologyで発表された。研究者らは症状を軽減するため、心臓病患者のうつ病と活動レベルを検査する必要があると書いている。
▼外部リンク
Depression: New Causes, New Treatments
http://www.healthline.com/health-news/

