スペインのセビリア大学のBorra氏はイギリスのケンブリッジ大学とロンドン大学と共同で「産褥期抑うつと授乳」に関して2014年8月に「Maternal and Child Health Journal」に報告を行った。

(画像はイメージです/Anual)
産後14週以内に19%の女性が産褥期抑うつになっていることが報告されている。産褥期抑うつは母親の今後の精神的な健康に長期に当たって影響を与えると同時に、子どもの知能や社会的、身体的成長に悪影響を与えるという報告もある。
産褥期抑うつの可能性に対する授乳の影響は明確になっていない。いくつかの研究では授乳期間が長くなると、産褥期抑うつの発生は低くなると報告している。しかしながら、他の研究では全く逆に授乳が産褥期抑うつを増加していると報告。
今回の報告は「授乳と産褥期抑うつの関係には母親の授乳に対する意思が影響している」という仮定を検証するもの。
データは「Avon Longitudinal Study of Parents and Children」から出産女性データを用いた。解析法は多変量直線回帰法と多変量ロジステック回帰法を用いた。母親の抑うつ状態に関しては産後8週、8か月、21か月、32か月のデータを使用。
産褥期抑うつの可能性が最も低かったのは授乳を予定していて実際に授乳を行った群、最も高かったのは授乳を予定していたが実際には授乳できなかった群であることが統計上判明。
結論としては授乳と産褥期うつに関しては色々なケースがあり、産中産後の授乳の意思と産中産後の母親の精神状態が大きく影響すること言うことであった。
▼外部リンク
New Evidence on Breastfeeding and Postpartum Depression: The Importance of Understanding Women.
Maternal and Child Health Journal
Published online: 21 August 2014
http://link.springer.com/article/10.1007/s10995-014-1591-z/

