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治療で効果が認められる「うつ」を予測する血液検査を発見

投稿日:

うつ診断のための血液検査

(画像はイメージです)

2014年9月16日、ノースウエスタン大学医学部(シカゴ)はある種のRNA(9種類)の血中濃度を測定することで、うつ病の診断と行動認知療法の効果を測定できるようになったと発表した。

この成果はTranslational Psychiatry誌に9月16日にオンライン版で公開されている。

研究内容

研究に登録されたのは21歳から79歳の問診でうつの診断を受けた患者32名と年齢を調整したうつでない人32名。

うつ症例の中には長期の抗うつ剤治療を受けているがうつ状態が続いている患者も含まれています。

治療開始前のRNA血液検査の結果はうつの患者とコントロールの間で有意に異なっていました。

治療としては認知療法を採用。治療開始後18週後のRNA血液検査の結果は治療に反応した人(判断は問診と自覚症状の記載に基づく)とうつ状態が持続していた人では異なっていました。つまり、認知療法の効果を血液検査の結果で判断可能である可能性を示しました。

(画像はイメージです)

しかし、9つのRNA量のうち3つは診断時にはうつとそうでない人で有意に差がありましたが、治療後では治療効果を得た人でもコントロール群との差は残っていました。これはこの血液検査の脆弱性を示すものです。

今後は更に人数を増やしてこの結果を確認するとともに、抗うつ剤の効果との関係等を検討することを予定しているとのこと。

共同研究者が同様の血液検査を行ったところ、思春期のうつに関してはこの血液検査は役立たなかったことを報告しています。

日本での研究

血中リン酸エタノールアミン(PEA)がうつ病で低下することから、診断あるいは効果判定に使える可能性があるとして、臨床研究が2011年に始まり、現在もサンプルを集めて検討中です。

▼外部リンク

Northwestern University News Center
http://www.feinberg.northwestern.edu/news/2014/09/

Blood transcriptomic biomarkers in adult primary care patients with major depressive disorder undergoing cognitive behavioral therapy.
Citation: Translational Psychiatry (2014) 4, e442; doi:10.1038/tp.2014.66 Published online 16 September 2014
http://www.nature.com/tp/journal/v4/n9/abs/tp201466a.html

血液検査によるうつ病の診断(川村総合診療院)
http://g-clinic.net/ketsueki/index.html

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