神奈川県立こども医療センターは、児童思春期精神科の藤田純一医長らのグループが行った研究の結果が、「Schizophrenia Research」に掲載されたことを発表。この研究結果は、7月28日にオンライン版が公開されている。

同研究は2010年から2012年にかけ、同センターと横浜市立大学附属市民総合医療センターの児童精神科を訪れた10歳から15歳の初診患者のうち、何らかの精神的な病気であると診断されたなどの条件に該当する608名に対して実施。
患者のうち過去2週間以内に幻聴体験があったと回答したのは、全体の13パーセントに相当する79人。また、過去2週間以内に「死にたいと思ったことがある」のは188人(31パーセント)。更に70人(12パーセント)は、過去2週間以内に「自殺しようとしたことがある」と回答した。
「自殺しようとしたことがある」と回答した患者のうち、幻聴体験があるのは42人、体験がないのは28人。しかし、同じ患者に対して抑うつ症状の有無を調査したところ、「ある」「ない」が半数ずつであった。
今回の研究結果を受けこども医療センターでは、幻聴体験が自殺を考えるきっかけにつながる可能性が示唆されたとしており、精神医療に携わる関係者は抑うつ症状だけでなく幻聴体験についても考慮する必要があると話している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/70283
研究内容(「Schizophrenia Research」)
http://www.schres-journal.com/
神奈川県立こども医療センター
http://kcmc.kanagawa-pho.jp/

