ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは24日、うつ病関連バイオマーカー測定試薬キット(β版)を提供開始すると発表した。なお同試薬キットは研究用試薬であり、診断用に用いることはできない。
うつ病患者は健常者に比べ、血中のリン酸エタノールアミン(以下、PEA)が低値であることが研究によってわかっている。この試薬キットはPEAを測定するものである。

同社はイオンクロマトグラフィーを用いた機器分析法によって、PEAの受託測定を行ってきた。この方法は検出感度に優れているが、高価な機器が必要であり、迅速な分析ができない。つまり一般的な検査室などが導入するのは困難なのだ。
そこで同社は汎用性・迅速性・利便性に優れた、酵素法によるPEA測定試薬キットを開発した。同社は今後も一般医療機関向けにPEAの測定試薬や測定機器を、臨床検査室向けに自動化したPEA検査システムの開発を推進していく。
現在、ほとんどの医療機関では、患者への問診によってうつ病かどうかが診断されている。もしこの試薬キットを改良発展し、一般の医療機関に普及させれば、うつ病診断の精度を上げられるだろう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ プレスリリース
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