8月30日、「食事摂取パターンと妊娠中うつ症状との予防的な関連:九州・沖縄母子保健研究」と題した論文が、学術誌「Journal of Affective Disorders」の電子版にて公表された。
この論文は、愛媛大学・国立保健医療科学院・東京大学・琉球大学で構成された共同研究チームが発表したもの。

調査対象者は、九州・沖縄母子保健研究のベースライン調査に参加した妊婦1744人。うつ症状の度合いは、うつ病(抑うつ状態)自己評価尺度(CES-D)を用いて計測。そのスコアが16点以上の場合に「うつ症状有り」と定義。参加者のうち19.2パーセントが、「うつ症状有り」と判定されている。
研究チームでは、食品摂取パターンを「健康型」「日本型」「西洋型」の3タイプに分類。「健康型」では魚介類や野菜、豆類などの摂取量が多い。「日本型」では米やみそ汁の摂取量が多く、「西洋型」では肉類や卵などの摂取量が多い。
各食事摂取パターンの度合いを4等分して解析を行った結果、「健康型」摂取パターンの度合いが最も低い1群目では、うつ有症率は29.6%。これに対して2群目が19.3%、3群目が13.1%、そして摂取パターンの度合いが最も多い4群目では14.9%であった。
また「日本型」では、最も摂取パターン度合いの低い1群目で、うつ有症率が23.4%であるのに対し、2群目20.6%、3群目17.0%、4群目15.8%となった。研究チームでは今回の調査結果により、「健康型」・「日本型」の食事摂取パターンが、妊娠中のうつ症状を予防できる可能性があると述べている。
(画像は愛媛大学ホームページより)
▼外部リンク
愛媛大学プレスリリース
https://www.ehime-u.ac.jp/
発表論文(Journal of Affective Disorders)
http://www.sciencedirect.com/

