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東北大学、人類は不安やうつを感じやすい方向に進化した可能性を示す

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人類進化過程でVMAT1遺伝子が機能的変化

東北大学の研究グループは12月10日、発現ベクターへの人工的な変異導入と蛍光神経伝達物質を用いて、神経伝達物質の輸送に関わるVMAT1遺伝子が人類の進化過程で機能的変化し、不安やうつを感じやすい方向に進化した可能性を示す研究成果を発表した。

研究結果は、12月2日BMC Evolutionary Biology誌(電子版)に掲載。

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不安やうつ傾向が強まる方向に進化

セロトニンやドーパミンなどのモノアミン神経伝達物質は、我々の認知・情動機能に重要な働きをする。関連遺伝子の機能は、古くから強く保存されている。霊長類においては、関連遺伝子であるVMAT1遺伝子の変異が近縁種間の社会性・攻撃性の相違に大きな影響を与えているとの報告がある。

VMAT1遺伝子は、130Glu人Gly人類系統と136Asn人類系統の2種のアミノ酸置換が生じ、人類の進化過程で自然選択され進化してきたと考えられる。

研究グループは、チンパンジーとの共通祖先から人類の進化過程で生じた可能性のある5つのVMAT1タンパク質を人工的に作成した。5つの遺伝子型のVMAT1タンパク質について、神経伝達物質の取り込み能力を、蛍光神経伝達物質を用いて可視化し定量測定した。

その結果、人類進化の初期段階で、VMAT1タンパク質によるモノアミン神経伝達物質の取り込み能力が低下したことを示した。これは、不安やうつ傾向が強まる方向に進化した可能性を示す。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

東北大学のプレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/

別掲
https://www.tohoku.ac.jp/

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