産業現場に精通した精神科医を講師に
公益財団法人日本生産性本部メンタル・ヘルス研究所が、2013年3月25日から26日までの日程で「第60回 メンタルヘルス職場対応セミナー」を実施した。
本セミナーでは、産業現場に精通している臨床経験を豊富に持つ精神科医を講師に迎え、職場におけるメンタルヘルスの知識を深めるとともに、適切な対応の仕方や取り組み方法について講義。
また、Q＆A方式によるアドバイスにより、実践面での対応の仕方を学ぶことにも配慮した内容となった。
過去の症例をもとに、対応方法について学ぶ
1日目では、職場不適応症や不安障害、うつ病、統合失調症といった症例について、その原因や治療などを学ぶことで、職場のメンタルヘルスに関しての知識を深めるとともに、グループ交流による意見交換などを実施。
また、グループ交流では、参加者は2日目の質疑応答の時間に質問したい事柄についても準備を行った。
2日目では過去の対応例をもとに、精神疾患における初期症状のとらえ方や治療に向けての取り組み方法、さらには職場復帰への段取りや再発防止のための配慮、予防などについても講義。
そして、1日目のグループ交流で予め用意していた質問に関して、講師が回答を行うことで、参加者はさらに理解を深めることができるように配慮されていた。
▼外部リンク
第60回 メンタルヘルス職場対応セミナー
http://www.js-mental.org/images/04/taiou60.pdf
