大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区)とH.ルンドベックA/S (本社:デンマーク)は、「Abilify Maintena(エビリファイ メンテナ)」の精神症状再発による入院率に関する治療効果データを、サンフランシスコで2013年5月18日から22日まで開催された第166回米国精神医学会(APA)にて発表した。

本注射剤「エビリファイ メンテナ」(一般名:アリピプラゾール持続性懸濁注射剤)は、一般的に用いられる経口抗精神病薬と比べ、月1回の投与で済み、長期にわたって薬剤の十分な血中濃度を保つことができる。米国では2013年3月18日に発売を開始しており、欧州では2012年12月に申請を行った。また日本では臨床試験(フェーズ3)中である。今回の発表によると、一般的な経口の抗精神病薬と比較し、統合失調症患者の再発による入院率を約4分の1に低下することが試験によって明らかになった。
幻聴、妄想、まとまらない発言や思考などの症状があらわれ、思考プロセスや感情表現が歪んでしまうという特長を持つ疾患が統合失調症である。米国では、約240万人の成人患者がいると見られ、欧米では、成人人口の約1%が統合失調患者だと言われている。成人期初期に発病することが多く、一生涯にわたる治療が必要になることがある。つまり、統合失調症患者は再発から入院するリスクが非常に高いと言える。そのため、この「Abilify Maintena(エビリファイ メンテナ)」の投与により、再発による入院率が約4分の1に低下するという治療効果の発表は、患者の入院回数、入院期間また入院費用を減らし、より安心した生活が送れるようになるという期待を与えるものとなる。
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