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人格障害

「発達障がいがある人へ」絵本にメッセージ込めて

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生きるコツを絵本にする

発達障がいをかかえながら日常生活への適応に取り組む様子を、絵本やブログにつづり、同じような生きづらさを経験している人々に向けて発信しているのは、那覇市のコピーライター、平岡禎之(さだゆき)さん(53)一家である。家族6人のうち5人に発達障がいがある。ブログには共感の声が多く寄せられている。障がいを知るにいたるまでに家族が経験した苦悩や、家族による障がいへの取り組みについて、沖縄タイムス(3月26日付)が報じている。

(この画像はイメージです)

障がいへの理解までの苦悩

平岡さんの妻(49)、長女(29)、長男(22)、次女(20)、次男(19)には発達障がいがある。しかし、教員として働いていた長女がうつ病になり、数カ所の病院を受診したあげく教育関係者に指摘されるまで、障がいを認識することができなかった。

長女は、吹奏楽部だった中学生の時、耳で聞いて演奏することはできるのに楽譜を読むことができず、教師から叱責(しっせき)された。他の子どもたちも、成績は良いにもかかわらず物忘れがひどいなど、基本的な生活習慣が身に付かなかったり、パニックを起こしたりした。妻も時折パニックを起こし、平岡さんは問題が多いと思いながらも、しつけのせいだと思われないように厳しくしかりつけ、そんな平岡さんも疲弊していた。

障がいについて知り、理解を深めるうちに、「行動に説明がつき、らくになった」という。いまだトラブルは日常的に続くが、行動療法に取り組むことで子どもたちも落ち着きを得られるようになり、支援組織や当事者間の交流にも支えられているという。

絵本「ママのひみつ」「ぼくの居場所」は、発案は妻、文章は平岡さん、絵は長女によるもので、電子書籍として販売中である。
ブログURLは、http://ameblo.jp/mikunipapa/

▼外部リンク

沖縄タイムス
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-03-26_47079

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