メンタルコンパス株式会社は5月11日、「精神科専門医と考えるコロナ対策」と題し、「コロナうつとうつを見分ける3つのポイント」を発表した。
その3つのポイントとは、「気分の落ち込みが2週間以上続く」、「テレビを見ても全く面白くないと感じる」、「周りから異変を指摘される」である。
3つのうち、重要なのが「気分の落ち込みが2週間以上続く」である。これはうつ病の診断基準の1つともされており、耳にしたことがある人も多いだろう。
特に「2週間」という文言に注目してほしい。コロナウィルスに対する不安、自粛疲れなどで一時的に気分が落ち込むことはある。しかしこれが2週間ずっと続くということは少ない。誰かと話すなりすれば、一時的ではあっても楽しい気分になるものである。
一方、うつ病となると落ち込んだ気持ちが2週間ずっと続く。誰かと話そうとも、何か嬉しいことがあろうとも、楽しい気分になることがない。気分が落ち込んでいるというより、気分が何も反応せずに動かなくなっているような状態である。
コロナうつで不安になり、外に出て何かしようという気にならないことがある。しかしそのような状態でも、テレビなりインターネットの動画なりを見れば、一時的な気分転換は可能なことが多い。
だが、うつ病の時はテレビも動画も全く面白くないと感じる。
「ただテレビがついているだけ」、「ただテレビを眺めているだけ」という表現をする患者が多い。正に気分が何も反応しないのである。
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うつ病になると、表情や体の動きにも異変が現れる。具体的には動きが遅くなったり、話し方が遅くなったりする。周りの人から「いつもと違う」と言われたら要注意だ。
以上、3つのポイントを満たすのであれば、精神科を受診してみることをすすめる。
(画像はメンタルコンパス株式会社のHPより)
▼外部リンク
メンタルコンパス株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000044720.html
メンタルコンパス株式会社
https://www.web.mentalcompass.co.jp