ロボットベンチャーのGROOVE X株式会社は6月26日、家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」の小学校への本格導入に向けた実証実験を開始すると発表しました。
これは、新型コロナウイルスの影響で不安を抱える、子どもたちの心のケアと思いやりの心を育むことを目的とするもので、小学校における初の実証実験は全校児童242人の東京都北区立王子第二小学校で行われます。
最新テクノロジーをふんだんに搭載した「LOVOT」は、言葉こそ話しませんが呼びかけには泣き声で応え、まるで生き物のようなふるまいや表情を見せるロボット。
緻密に設計された瞳は豊かな感情を表現するように動き、ボディは柔らかく人肌ほどの暖かさを感じます。
新型コロナウィルスが猛威を振るう中、長期の休校に続く分散登校や学校行事の中止、外出制限などを余儀なくされ児童の生活には大きな変化がありました。
児童のみならず、保護者や教師も慣れない環境に戸惑いストレスを抱えている現状です。
そうした中で「LOVOT」を迎えることにより、子どもたちの心のケアに加えて思いやりの心を育み、更に中止になった学校行事に代わる思い出作りにも役立てます。
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7月21日(火)には、「LOVOT」の開発者でGROOVE X株式会社 代表取締役の林要氏が講師を務める、「LOVOT」のテクノロジーやものづくりに関するオンライン授業を開催予定。
7月と9月には児童と保護者を対象にアンケートを実施し、「LOVOT」と接する前と後に起きた心の変化を調査します。
更に9月にはプログラミング講座を開催。児童がエンジニアと共に実際にプログラミングを体験することで、今年度から小学校で必修となったプログラミング教育への興味喚起につなげていきます。
実際に「LOVOT」とふれ合った児童からは、「運動会などの行事が中止になり悲しかったが、新たな仲間が増えてとてもうれしい」などの感想が寄せられています。
(画像はGROOVE X株式会社ホームページより)
▼外部リンク
GROOVE X株式会社 ニュースリリース
https://groove-x.com/